Posted by M on 2018年10月19日
これだけすごい人たちの家をデザインさせていただき、作品を作らせていただいてるのに、怒られそうですが、出来上がると、悪いところが見えて気になります。こだわって作ったのですがバランスが悪いところ、色がよくないところ、マテリアルの選択ミス・・・・・もう一度作らせてもらえたらいいものができるなあとずうずうしい考えになります。多くの方から作品集を見て、「素敵ですねー。」といってもらえても、まずかったところを話してしまいます。何棟デザインしようと、いくつになろうと、満足まではいきません。この年になると、誰かと競争してるのではなく、自分との競争です。それでも仲間たちと完成を喜び合うこと、オーナーから喜んでいただけることが大事です。


Posted by M on 2018年10月17日
ここ何日か役所の建築パトロールの日です。いっせいに下っ端役人が町の建築現場に出向いて確認申請通りかどうか見て回るようです。役人が好きなくだらないイベントです。警察の交通安全週間みたいなものです。つくづく役人の暇さや、馬鹿さが見て取れます。誰の役にもたたず、誰一人喜ばないイベントなど税金使ってやるより、毎日5時に帰るので毎回遅れている確認申請を一日でも早くおろしてもらいたいものです。われわれがスムーズに仕事できるようにがんばることが役人の仕事のはずです。何もできない若造の兄ちゃんや勘違い姉ちゃんや、窓際のおじさんが「役人だぞ面」してプロのわれわれの仕事場に来て邪魔するなといいたくなります。修行のため現場掃除でもしてくれたほうがよっぽど世のため人のためです。土日休んで、5時に帰って、自分たちで楽なイベントして、給料や恩給もらって、われわれプロを何度も効率悪く役所に呼び出し、・・・・最悪の職業です。試験だけで役人になり、修行や訓練が抜け落ちた人たちです。だからでしょうか?そいつらの上はすぐ都合が悪くなると、記憶がなくなったり、辞表を出して逃げるのでしょう。われわれが役所パトロールをしてきちんと働いてるか、不正をしてないか見極めたいくらいです。

Posted by M on 2018年10月15日
住まう準備です。この分野まで任せていただいて完成です。ゆとりを持ってすべてをセッティングすることが大事です。意図して空間をこだわって作っても、最後がゆるいとぶち壊しです。オーナーは悩むこと、こだわることでが重要ではなく、こんな家に住みたいという夢を語ってくださればいいのですが、悩むことが考えてることだと思ってるオーナーも時々いらっしゃいます。空間を決めるのですが材料決めを悩む時は出来栄えがばらばらになり、それをできる限り修正することがわれわれの仕事とになります。われわれが出来上がりを楽しみに現場に足を運ぶ時は必ず、素敵な家に仕上がります。


Posted by M on 2018年10月10日
腐食や雨漏り、強度など調査をしながらのリニューアルは新築より時間がかかります。増築部分の基礎を打ってました。監督の決断と指示が大事です。信頼できる工務店の社長が仕切ってくれてます。東京のオーナーY様は2棟目の依頼です。われわれのように、お金も人もない弱小企業は作ったもののできばえだけで勝負しなければなりません。毎日が勉強です。

Posted by M on 2018年10月7日
工務店から完成前に伴う設計検査の依頼があり現場に向かいました。全体のバランス、色、そして細かい電気、設備、・・・・。各職人も集合して、チェックです。一通り終わった後、オーナーからの希望で、絵画の設置位置とチョイス、家具などのアドバイスをして帰りました。



Posted by M on 2018年10月2日
デザインには狙いがあります。商業建築において広々とした敷地、見通しがいい敷地には横に広がるバランスのいい平屋が目を引きます。それでいて周りに威張らず、町並みに貢献するものを良しとします。足場が解けてその狙いがうまく要ったかどうか見に行こうとつい現場に向かいます。ドーマーと煙突が差別化を感じます。普段は脇役のドーマーと煙突です。青空によく生えます。駐車場や、シンボルツリーができるとより平屋のよさが出てくると思います。オーナーも喜んでくださってます。

Posted by M on 2018年9月25日
遠方の現場であるK邸ですが交通費がかかろうと、いかなければ進みません。体もお金もダメージですが、現場についてできばえを確認し、職人と話すと、ダメージも癒されます。工務店の社長や棟梁はもとより、塗装、クロスなどの職人も、「できるとすごくいいですね。」と笑顔です。スタートしたときには、大きさと、難しさで、暗い顔でしたが別人のようです。こんな喜びがものづくりの醍醐味です。1年から2年かけて、デザインし、打ち合わせ、発注し、申請、そして施工、・・・・完成の喜びはものうりのビジネスでは味わえません。またひとつ、いい作品が生まれそうです。



Posted by M on 2018年9月22日
今私は、デザイン設計の仕事なのですがどうしても勝手に現場に足が向きます。職人や、材料や、空間や、プロポーションや、色や・・・現場に行くと反省と、自信と、ひらめきと、修正が頭に浮かんできます。昔から言われているように、現場は何かしら学べる場所です。なんだか年々学べるものは増えていくから不思議です。オーナーや職人とものづくりの現場で打ち合わせる時間こそが最高の時間です。竣工間近の建物は小さなことに手を入れて、バランスの微調整をしますし、上棟には建物全体のプロポーションの修正が必要と思うときは工務店やオーナーと話し合いです。みんなの意見を寄せ合う現場はいいものが完成します。現場は役所の検査や、追加原価や、工期や、利益を考えることは当然ですが、それが一番ではありません。特に役所などはしごとの邪魔にこそなれ、仲間にはならないのですから。愚痴ります。「何棟もの家を真剣に作り引き渡してきたわれわれが、ものづくりの経験も力もない役人の審査や検査を受けなければならないのか、役所の働かない時間の設定で、多くの無駄な時間を役所のいいなりでとられるのかわかりません。」


Posted by M on 2018年9月19日
今コンプライアンスという考えのもと、打ち合わせ事項、決定事項を細かく書いて、オーナーにサインをいただき、おかしくても「あなたたちが了解してのことなのですよ。」という仕組みが家作りの主流のようです。それで発注して、できたものへの文句を言わせず。追加原価を出さず、利益を確保するやり方です。われわれの最終目的は素敵な美しい家をつくことです。そのための打ち合わせ議事録であるべきです。われわれとオーナーが、模型や室内パース、作品集、ご入居者案内、ショールーム案内を繰り返し、物事を決めていく仕組みこそ、デザイン重視の家作りです。それでも納得いかなければやりかえるべきです。美しい家にたどり着く努力をしてると、できた作品が次の受注を生みます。

Posted by M on 2018年9月17日
多くのご入居者からご連絡をいただけてます。メンテ、ライフスタイルの変化による家のリニューアル、車庫、外構、家具、照明、・・・。そしてご紹介。自分の仕事を検証する上で、ご入居者からの連絡は自信になります。オーナーと、いい関係が保てるかどうかは私の仕事の価値観で一番大事なことです。ご入居者への自分の責任として体の健康管理とこの家作りを継続することだと思っています。家作りなんかむずかしいものではなくお互いの信頼の元で、楽しく話しあえばいい家はできるのです。建てた後も、特別な関係として、いいお付き合いを続ければ、家は年月とともに、いい味が出ます。家は人が現場で話しあいながら作るものです。工場で作るものではありません。

