Posted by M on 2014年12月8日
工事がうまく運ぶコツは、段取りのよし悪しです。そして、なるべく、つぎにひきつぐ人がやりやすいように自分の仕事をおさめる心遣いです。そしてお客様にも不安なく楽しんでいただくことがいい現場であり、気持ちのマニュアルです。もちろん技術的なマニュアルもありますし、それも大事ですが、それに縛られすぎて大事なことを見逃したり、立地条件や、使用用途で臨機応変に決断できないことも多いようです。それができてプロです。窓の収まり、防水のマニュアル、通気層の納め,断熱仕様など、資料を用意してますが、それを欲しいと言ってきた工務店はありません。その時々で、教えてくださいということで、現場に呼ばれます。このやり方は覚える意欲が見えません。マニュアルとは現場をうまく運ぶ指針であり、参考書と考えます。図面と、マニュアルで一度、頭の中で家を作ることをしない監督は、現場に必要ありません。
大宰府Sが外構工事中です。12日に引き渡す予定です。


Posted by M on 2014年12月5日
ハウステンボスワッセナーI邸の工事が慎重に進んでいます。本来既存の床のレベルが違うので、床組からやり替えています。デリケートな調整が必要です。いろんな相談や工夫をしながら進めています。構造をきっちり固めてから窓の取り換えや、新しい間仕切り、屋根の高圧洗浄や色吹きなどいっきに進めようとしています。年内に、新しい窓を入れたいと考えています。この家は出来上がれば、本当のアメリカンハウスに仕上がるはずです。広さや、動線や外とのつながりやインテリアのリクエストがアメリカです。物に目を奪われず、暮らし方を打ち合わせできています。アメリカ在住の経験はもちろん、レベルの高い打ち合わせができて、平田も楽しいといってます。そうです。暮らしを打ち合わせれば自然と、マテリアルは決まってきます。そのマテリアルの引き出しは我々はどこより多く持ってるつもりです。


Posted by M on 2014年12月2日
南区M邸は車庫とエントランスがRCで作られ、地下の様相です。道から4メートル50の位置、RCの上に2階建てての輸入住宅です。異種構造3階建で構造計算もつけての、申請でした。擁壁の許可も並行してとる必要があり、建築に携わる人、役所の人まで、なぜこんな複雑な計画をするのかという質問をたくさん受けました。作り手の立場から見るとそう思われますが、オーナーの夢、イメージはこのようなリクエストです。工事が進むにつれ、オーナーの発想から生まれたこの住まいの形態はパブリックスペースが外から守られ、それでいて道からのファサードが擁壁に覆われず、周りの家と違う、明るく開放感があります。セキュリテイーにも有効でわたしも勉強させられました。何人かのお客様をご案内しましたが、「なるほど、こういう考え方もありますねー。」と感心されます。高台としてのロケーションもよく、いい住まいになりそうです。アイデアをいただき、手掛けさせていただいてるオーナーに感謝です。私達の経験を加味して素敵に仕上げます。

Posted by M on 2014年11月30日
南区M邸の打ち合わせを現場で行いました。オーナーがまだイメージの世界にいらっしゃるので、パソコンの映像が打ち合わせの主役になってます。それではいけないので、現場の空間や形を目の前にして物事を決めることが大事です。大きさも条件も、周りも違ういろんな家の好きな一部分を切り取ると、大きな間違いをすることが多々あります。打ち合わせのレベルを上げるには現場を見る事でイメージすることが重要です。楽しく、提案しながら進めます。その後北九州に、電気図を届け、熊本の打ち合わせなど多忙でした。
大宰府は完了検査も終え、1日消防検査です。今は外構工事の真っ最中です。高齢者の街にするには、外構が重要です。散歩道となるような植栽豊かな小道づくりをやってます。いろんな形と色の小住宅が密集する様子は若い女性にもかわいいといわれています。

Posted by M on 2014年11月28日
27日は熊本の土木センターで、M邸の道路境界申請を行い、現場によると、フィルム屋さん一人、作業してました。手直しは日にちを決めて一気に行い、監督が立会いの下で合否を判断しないと意味ありません。この工務店は工程からすべて職人の自由にさせてます。お客様が見えてないようです。この日は天気がいいのですが高速から見える阿蘇山は噴火の煙で覆われてました。今日は宗像K邸の固定資産税の調査にたちあいました。私のちいさな恋人が笑顔で迎えてくれました。暖炉も含めアメリカナイズされたファサードとライフスタイルを楽しんであるようです。門司まであしを延ばし、建て方中の現場を覗きました。だんだん大きくなります。
今日で11月の経理の締めです。平田がてんやわんやする日です。今月も無事終わりそうです。あと1か月でことしも終わりです。仕事をいただけてることに感謝しながら頑張ります。


Posted by M on 2014年11月26日
大宰府Sの検査です。四棟八戸の高齢者住宅は外構工事中です。形、内装、色、住居はバリエーション豊かです。地域を巻き込んだ街づくりは社長の長年の夢のようです。最後まで頑張り、残工時、手直し、追加など来月初めには終了させます。
門司のF邸はやっと土台敷きに入りました。本格着工です。12月2日上棟予定です。100坪を超える大きな建物に、大工も戸惑いと驚きです。「こりゃすごいばい。」在来木造での施工です。わたしの本職ではありませんが、作る常識、姿勢は同じです。本来常駐管理をした方がいい規模の建物です。その方が却ってうまく進むと思うのですが・・・・・。設計監理の範囲で、できるだけ現場に目を向けようと思います。
ご契約が終わったD邸は着工に向けて早速打ち合わせです。確認申請の準備、輸入部材のセレクトなど、順調に進んでいます。


Posted by M on 2014年11月22日
ハウステンボスの帰り、武雄の温泉街の旅館で、立ち寄り湯です。街並みも、宿の人も、佇まいも昭和です。歴史が感じられ、お湯の質は悪くありません。あったまりました。南区M邸の現場帰りはM母娘とのお茶が恒例です。若い女性の感性や友達のような親子関係の話が聞けて楽しい時間です。わたしは失礼なことも多いのですが笑って聞いてくださいます。今度門司の家具屋さんににいっしょに行く予定です。熊本帰りは、玉名の焼きそば、門司帰りは、現場近くの喫茶店でカレーです。しかしどちらも、オーナーからごちそうになることも多く、最近は体も口も肥えてます。
最近は、この年になったからかどうか、いい出会いをさせていただいてます。オーナーや職人やたくさんの人が同じ目的で分け隔てなく、意見交換ができ、頼りにしあえる関係が築ける「現場」はとてもいいものです。

Posted by M on 2014年11月19日
大宰府Sの高齢者住宅がいよいよラストスパートです。今月で引き渡します。門司のF邸は今月棟上げ、ハウステンボスワッセナーI邸は一部解体中で21日すみ出し確認です。南区M邸は今月中に、断熱や通気など終わらせ、12月造作予定です。熊本M邸はカーテン、照明、外構、残工事が12月10日前後までかかるでしょう。ご契約いただいた西区D邸は、構造計算が伴う確認申請が必要です。至急打ち合わせと確認準備です。ご入居者のメンテや追加工事などにも期限があります。二人でやっていくには、仲間の協力と先を読む段取りです。工程のポイントを予定通りに終えることを意識して頑張ります。

Posted by M on 2014年11月15日
この一週間熊本に車で二度、新幹線で二度通いました。家具、照明が届き、手直し、外構、カーテン打ち合わせ・・・・・これだけの物件になると、一つ一つ終わらせていくことが容易ではありません。大変ですが、みんなで苦労しながら楽しみながらできた作品です。愛情がわいて来ます。関わった人にしか味わえない幸せな感情です。この気持ちが自信や、次への経験として財産になっていくのです。積極的に手直ししたくなる箇所が多くみられるのもこだわりからくるものです。引っ越しは来月になるでしょうが、みんなで、最後までチェック試合ながら、よりよくしていくつもりです。

Posted by M on 2014年11月12日
工事が始まると、オーナーは図面と違い、初めての自分の家を感覚でとらえます。そして喜んだり戸惑ったりされます。地縄や基礎では、小さい、狭いといいながら不安な顔になり、雨を心配され、棟があがると思ったより大きいとか高いとか喜ばれ、それから手作業に入るので、遅遅として工事が進まなく感じられるようです。断熱や通気層や防水紙や性能工事はおもしろくありませんが大事な工事です。造作になってくると、迷われることが多くなります。パントリーやクローゼットの形、タナ、パイプ・・・・・色や仕上げになると迷いから悩みになる方もいらっしゃいます。追い詰められたような感じになると楽しさやうれしさがなくなり、いい家になりません。重箱の隅をつつくように、まずいところ探しや、検査官気取りで職人を追い詰める方や、施主を表に出し、変更続きで工事が進められなかったり、発注が無駄になったりすることもあります。いろんな経験を踏んでこの年になり、オーナーさんに何を説明し何を語らなければいけないか少しわかってきました。場合によっては強く抗議することも大事です。施工中たのしく家づくりをしていただけるかどうかも我々の大事な仕事です。信頼しあい、気さくに意見を言い合える関係が何よりです。「お客様に深く入り込むな。」という住宅メーカーのお偉いさんによく会いますが、その会社いい家を作っていません。いい家を作るにはオーナーの意見を聞き、自分の意見や経験を伝え尊重しあうことが大事です。そしてうまく現場が進まない理由をオーナーのせいにする現場は、全ての家づくりの工程に問題があります。職人をさりげなく気遣って下さるオーナーは最高です。
