9月引き渡した宗像Y邸の完成写真が出来上がりました。カバードポーチのある暮らしをデザインしました。まだお子様もいない若い夫婦の住まいです。インテリアもモノトーン基調で、家具や装飾品も含めてモダンな元気がある空間です。完成写真はオーナーさんも我々も大事なものですが、かかわったすべての職人にも見せることで、喜びを共有し今後大事に見守っていこうという気持ちでメンテも行います。オーナーも含めみんなで延べ1年近くかかってつくりあげる仕事はとても素敵です。映画作りに似たところがあり、完成写真が上映です。多くの人に見てもらいましょう。
いよいよ11月
今日で10月も終わりです。朝から水巻K邸で御嬢さんが嫁がれてるO邸の打ち合わせです。大先生ご夫婦の母屋、湯布院の別荘、若先生ご夫婦の家、今回御成約いただくと4棟目です。お付き合いが長いので、親戚のうちを作るような感じです。気を使わず、本当に居心地がいいご家族です。北九州T邸は11月引き渡しです。塗装も終わりに近く、明日からクロス屋が入りそうです。各所に作った造作家具もぴったり修まり、いい感じです。出来上がりが近ずくと、やはり家は大きく見せます。音楽家ご夫婦の家です、面白い価値観のお二人だからこその家になりつつあり、私も楽しみです。
帰り、大宰府オルゴール館の一部改修の現場調査に行き、打ち合わせまでしました。来週ご提案します。質のいい材料をふんだんに使ったいい空間です。いいデザインで生き返らせます。いいものは残そうと思うものです。今そんな家を作らず、わずかな年数で、スクラップにするものばかりです。
フレーミング大忙し?
消費税の絡みで、3月完工の建売が多く、フレーマーが足りないようです。家を建てるのではなく、売る会社は消費税アップ前に売る品物を作らなければと、大忙しのようです。輸入住宅の会社なども、ここで金儲けとばかり、ローコストの、箱型住宅で建売をしようとしています。節操のない経営者です。住宅会社で、住まいのポリシーがなく、あっち行ったりこっち行ったりしてると、どの層のお客様からも見放され、従業員のやる気もそぐ羽目になります。
幸い我々は、5棟のフレーミングを順次行う計画ができてます。お客様と打ち合わせしながらゆっくり工程が流れてます。家を建てるとはそういうものです。景気や政策に翻弄されず、自分たちの家造りを粛々と行います。
スケジュール完了
今日の平田は新規のアポイントで朝早く古賀に出て、その後北九州T邸、久留米のKクリニック地鎮祭、久留米H邸マンションリフォーム現場、夜は申し送りです。私は、北九州の新規プラン、久留米地鎮祭で合流し、その後久留米B邸の柱状改良の完了検査、鳥栖のM邸基礎を見て事務所に帰り、北九州のプランの続きです。先ほど平田も事務所に帰ってきて、惣菜もので、三人夕食を済ませました。二人ともややクタクタです。15日から27歳の井上君が勉強もかねて、手伝ってくれてます。毎日遅くまで頑張ってますが、まだまだ戦力というより、手がかかるほうが多い状態です。口数が少なく、喜怒哀楽がなく、おとなしいのですがやる気は見えます。平田と協力して育てます。弟子入りの形で厳しく鍛えてほしいという心構えに期待します。
住宅屋の基本
言い古されてはいますが、住宅屋の基本は情熱を持ったメンテナンスです。水巻K邸は2階のトイレに臭気があるためその原因を調べ、改良しました。小屋裏の配管や、外の汚水桝をチェックしました。管の洗浄も行い、とれたように思います。様子を見ます。設備屋が、「ずっと原因を考えてましたがなぜかわからず、ここ2,3日頭を痛めてました。」この気持ちが大事です。
久留米のKクリニックの柱状改良が終わりきれず、15日までかかります。電線と機械の高さが10センチ程度しか変わらず、びくびくでした。
B邸は仮設水道の位置が決まり、月曜日に土入れです。鳥栖のM邸は仮設水道、電気が来て、いよいよ来週から基礎です。
段取りと工程管理もまた住宅屋の基本です。