東区Y邸の基礎立ち上がりのコンクリート養生中です。後、浴室周りの立ち上がりを打って11日からフレーミングに入ります。ここの所、最低気温が2度程度で、雨も多く、養生が大事です。無様に見えても、できるだけいい状態で乾かしたいので、工夫します。職人さんたちの経験や知恵は貴重です。そして言葉で表現できない「感覚」の力はどんな専門家や学者、評論家より信頼できます。
もともと私は、評論家、コンサルタント等という職業を仕事として認めておりません。自分でできない輩が何をいっても信ぴょう性がなく「じゃあお前やってみろ。」と言われたら終わりです。日本の高い建築技術や信頼は汗水流している職人たちがプライドをもって築いてきたものです。学者をはじめ、ホワイトカラーが作ったものではありません。職人の誇り高き仕事を、何の責任もとれないコッパ役人が検査するなんぞは、私に言わせればちゃんチャラおかしいシステムです。バカな金儲け主義のヒューザーという建設会社の社長とアネハという構造屋が起こした事件、それを論評した学者や、評論家・・・・・・一棟も崩れてません。それはどんなひどい図面や指示でも職人は「こりゃいかん。こうするぞ。」と経験と感覚で最低限の強度は保つ仕事をやったからだと確信しています。多くの命を救ったのは職人たちだったかもしれません。こんなことも分析できず、ギャンブルの予想屋みたいな評論家を使うマスコミも反省すべきです。政治家をはじめ、顎で仕事をする時代は終わり、顎と動きと実績が伴って、「一流」といわれる時代のようです。