午前中市内の現場視察です。南区M邸のプライベートルームの壁紙が先日から張られてます。オーナーの大胆なカラーリングです。西区のD邸は無事配筋検査が終わり、昼からコンクリートです。久しぶりの気持ちいい天気で外の工事はテンションも上がります。門司のF邸は仕上げ見本の取り寄せや石、タイルなどの見切り、造作物のディティール図面や写真など準備に追われてます。ツーカーの渕上のありがたさがわかります。ハウステンボスの屋根塗装もこの天気で気持ちよく順調だという報告です。月曜日行くのが楽しみです。一つ一つの現場には、それぞれの物語があります。オーナーも、作り手も、現場にはいって、迷ってはいいものになりません。すべてプラス思考で決断していくことが大事です。かといって無理に決めることもいいことではありません。全てにナーバスにならず、だいじなポイントを絞ってしっかり考えることです。きれいなプロポーションや空間はきちんと作ってる自負があります。平田のコーディネート力や知識も高いレベルの評価をいただいてます。何なりとご相談ください。
近隣との関係
今日は西区D邸、南区M邸に行き、昼は図面と、発注です。現場の近隣の方にはどうしてもご迷惑をかけることになります。ごあいさつやお声掛けは必要です。たまたま今日お二人とお話ししました。D邸の隣はワンちゃんがいて、最初吠えられてましたが最近は、写真のポーズで、出迎えてくれます。現場監督のようです。近隣には工事に興味を示されて、散歩がてら覗かれる高齢者の方も少なくありません。「だいぶできましたね。」「大きなしゃれた家ですね。」時々、建築経験者が専門的なことを聞かれたりします。「進歩してるねー。われわれの時は大工が基礎から瓦から何もかもしてた時代だもの。」楽しいひと時です。デザインやバランスなどは万人が美しいとか形が整ってると思われてこそ、価値があります。街並みに少しでも貢献できる作品でありたいと思います。明日は門司に走ります。
現場回り
日曜日は門司F邸の打ち合わせが夜までになり、月曜日は早朝から嬉野M邸の現場説明、ハウステンボスI邸、帰って南区M邸とかなり動きました。ご挨拶と、ねぎらいとがお客様から伝わり、頑張れます。ハウステンボスは二階はボードが張られ、一階は壁断熱材が入りすぐボードです。テラスのトップライト入り、明るくなりました。難しい吹き抜けは試行錯誤の上、おしゃれな空間になったと思います。遠く離れた場所で、ご不安もあるでしょうが全幅の信頼をいただき、短時間での打ち合わせで、お任せいただきました。いい作品でこたえたいと思います。
われわれのオーナーの多くは、我々の作品を見て、家づくりをご依頼いただき、われわれの考え方や経験や感性に、期待いただいてます。今日の打ち合わせで、それを再確認しました。ありがたいことです。
昨日の動き
朝D邸です。型枠が外れてました。天気次第ですが防水に入ります。その後南区M邸に行き、階段ササラ等進捗を見ました。オーナーが動いていただいて知り合いやメーカーと直接物を決定してもらってます。来週から天気を見て、外壁仕上げの予定です。その後、大宰府Sの固定資産税調査に立ち合いました。外構も出来上がり、内覧会中です。好評のようです。夜は事務所に、門司のF奥様が打ち合わせに見えました。医院、カフェ、住宅と三つの用途の仕上げを決める作業は大変ですが、品物そのものを決めるのではなく、雰囲気や路線を決めれば物は平田がコーディネートします。金額も含め工務店の了解の方が大変かもしれません。世の中にあるものをメーカーや種類や制限なく対象としてものを決めるということは、われわれでも大変な作業です。プレハブメーカーがやってるように、あらかじめ数種類に抜粋した中から選ばせるというやり方であれば簡単ですが……。
進捗
門司F邸はカフェのカウンターキッチンが変更になり、厨房機器主体のお店に決まりました。エクステリアは東京と北九州のガーデニングのデザイナーの方お二人による合作になりそうです。いろんな勉強をさせていただけそうです。デザインは船頭が多くなると収拾がつかなくなります。どのジャンルはだれが責任を持って完結させるかを明確にし、工務店はそこの整理整頓をしっかりやる必要があります。オーナーが主導権を握り決定権者になるやり方と、デザイナーに予算も含めてアイデアを委託するやり方があります。これからはデザイナーより、コーディネーターを必要とする方向に向かっているように感じます。工事は順調に進んでいます。無垢のフローリングが張られてましたが、くせりしろがとられてないことがやや不安でしたが、施工精度はきれいです。職人も気持ちある人が多く、ものづくりに前向きです。
南区M邸はオーナーが仕上げを決めながら工事を進めてます。キッチンのタイルやカウンター選別中です。施主支給の機器もあり、物が決まり、現場搬入日が決まれば工程が組めます。作り付けの家具や製作モールは順調です。めったにない、異種構造の住宅です。しっかり仕上げます。
西区D邸は天気次第ですがそろそろ型枠を外して、防水をして埋め戻します。雨が多くてやや遅れ気味です。
アポイント
土、日、月とアポイントが詰まり、結構動きました。悪いことに、私事でも、用事ができ、ばたばたした三日間です。佐賀K邸、嬉野M邸ショウルームご案内、西区D邸の、打ち合わせと、ご入居者案内、県庁、門司F邸エクステリア打ち合わせ、南区M邸現場打ち合わせ・・・・・・・平田と二人で頑張りました。幸い天気がよく、案内には最適でした。打ち合わせ一つでも、その用意に時間がかかります。下調べや、見本取り寄せや、メーカーとの打ち合わせ、見積もり・・・・・これをわかっていただけるオーナーは恐縮するくらい、ねぎらいの声をかけてくださいます。現場の間ほぼ毎週打ち合わせを繰り返しますし、再確認もあり、決して、効率のいい打ち合わせではありませんし、理解力がなければ、かえってお客様が苦しむときも、戸惑うこともあります。でもわれわれの多くのお客様は、知識が豊富でこの打ち合わせで、平田のファンになられます。小物に至るまでこだわりのお客様であればあるほど、ご安心していただいてます。アポイントで黒板がうまる週は、夜遅くまで窓の電気がついてます。今朝、D邸深基礎コンクリートを打ちました。
寒くて、雨
雨でも、寒くても、職人は黙々と物を作ります。われわれのほとんどのオーナーは「お疲れさんです。」というやさしい言葉と、暖かい差し入れまでいただくことも多々あります。本来家づくりの主役は彼らです。わたしは全体の形や空間をプロデュースする立場です。「こんな森にするからそのつもりで木を植えて。」という関係です。衛生器具や、キッチン、クロスなど、一つ一つはオーナーが楽しく決めていただいていいのですが、空間の統一性は我々の仕事です。西区のD邸は雨の中、型枠が組まれ、月曜日、コンクリート打ちです。寒そうです。高いお金で、立派な型枠や、仮設を用意していい家に見せるメーカーが多い中、安いもので、丁寧にいいものを施工することが本来の建築です。この前のアメリカの現場視察で、それがプロだと知りました。家は安いのに、家に関係ない立派な仮説やパフォーマンスで素人をだますような手法が多すぎます。そのお金は見積もりに入っているのですから・・・・。われわれの現場は素人にはわかりづらくても、必要最低限で行うプロの仕事が見える場所でありたいものです。
面白い現場
西区D邸が壁配筋が終わってます。これだけの深い工事は南区M邸で先日行いましたが、四方向すべて埋まりますから気を使います。難しい工事が続きますが、現場がたのしく、勉強になります。すぐ海辺の、地盤が弱いところなので、杭を打っての工事です。型枠、コンクリート打ちと続きます。配筋は精度よくOKです。
門司のF邸は窓のフラットモールが付き、折れ屋根の、軒天が張られました。エアコンの設置や、ダクト、配線も終わりいよいよボードでふさぎます。流しや、衛生機器の発注を来週3日には終わらせなければと思います。カフェと、クリニックと、住まいが併合された建物で、在来木造です。住宅だけは輸入部材ですからいいのですが、そのほかはわたしも勉強しながら現場を楽しんでます。現場のスピードは効率よく、人も配置され、決め事さえうまく進めば心配された工程も大丈夫かもしれません。変更や決定できず手戻りにならないことは大事ですが、納得されることも大事です。バランス感覚を持って進めます。
今までにない建物でもありますし、この併設がそれぞれにプラスになるようなデザインにしようと思います。特にカフェは新規事業です。その辺の喫茶や、レストランを作るより、オーナーこだわりのすてきな住処にくつろぎに来るような発想で、がんばりすぎないお店をめざしたいのですが・・・・・・。
面白い現場はわくわくします。
よく動いた一週間
門司のF邸の現場打ち合わせと、後日、ショウルーム打ち合わせ、南区M邸現場打ち合わせ、大宰府Sの申請打ち合わせ、事務所での、西区D邸打ち合わせ、と職人との現場打ち合わせ、ハウステンボスワッセナーのI邸現場打ち合わせ、と翌日の事務所での打ち合わせ、よく動きました。オーナーも職人も、楽しいうれしい打ち合わせができる現場はいい出来になります。われわれを信頼尊重いただけてることが実感できると、疲れもなく、全てが前向きになれます。1月も残り一週間。動き続けます。何人かのお客様と食事もさせていただき、会話の中からたくさん勉強させていただけます。おかげさまで、新しい出会いや、素敵なお店も知ることができました。ある現場で私が車の後ろをぶつけ、ガムテープで、バンパーを止めて走り続けたことを除けばいい一週間でした。
新しい経験
門司のF邸は設計、監理の仕事で、請負業者は別です。在来での工事のため、私が初めて見る工事も多く、勉強になります。みんな集まっての打ち合わせでした。断熱材が吹きつけられ、100坪を超える家が一日で断熱工事が終わりました。構造も、根太レスというやつで、合理的です。電気職人は考え方がとても優秀で柔軟です。、配線なども、ツーバイと違い、興味深く見ています。空間の形や、バランス・・・・俗にいうデザインの部分は理屈ではないので、強引に指示させてもらってます。工務店それぞれがやりやすいように、付き合うメーカーがある程度決まっており、できるだけ既製品を使おうとするのでチョイスの幅が狭く、手作り感に欠ける所は見られます。ある意味われわれが一昔前の家づくりを続けているのかもしれません。世の中のすべての素材を対象にして、できるだけ職人の手作りで作り上げるやり方は、修行を積んだ人が集まる必要があります。大工、塗装、左官・・・・。メーカーの品物から物事を決めるのではなく、こうしたいからどうやって作るかを考える思考が我々流です。ものすごく非効率なことをやってますが、それが面白いのです。でも、この現場の経験は大事にします。学ぶものも多々あります。先生の素早い思考力と決断力にも驚かされます。日々いろんなことを考えられてるようです。