Posted by M on 2015年4月12日
輸入部材はもちろんのこと、国内部材にしろ、何にしろ、材料が現場にタイムリーに入るかどうかは、工務店、監督の手腕です。輸入部材については我々の、責任ですが、平田の、知識や、夜中のアメリカへの電話問い合わせ、メール、ファックス、あらゆる手段で、交渉します。特に現場での変更は、とんでもない、労力と、お金が必要です。それが何度にもなれば、メーカーの見積もり、納期も長く、リスク回避の中での交渉は大変です。それにエアーを使っての輸送になります。それをわかってくださるオーナーは、労をねぎらう言葉を下さいます。国内部材も同じことです。早期発注、早期到着の中での工事は,手戻りもなく、出来栄えもよくなり、何より、こちら主導で全て交渉できます。いい仕事とは、余裕を持って、物事に当たれるということです。
迷う、悩む、決断ができない・・・・・・・こういう時は、多少のお金はかかりますが、思い切って、決まるまで工期を伸ばすことも必要です。何とかやりくりする仕事はいいものを生みません。

熊本に、渕上といきました。サッシの取り付け、シャッターの枠等は彼でないと、できません。明日、屋根足場、あさってから屋根ふき、今週中に、ボード張りまで終わらせ来週、塗壁、塗装で終わります。このところ雨が続き、遅れました。奥様が歓待いただき、帰りは豪華なお土産までいただき、恐縮です。「早めにお金も振り込みます。追加も出してくださいね。」このオーナーにはできることは何でもしたいと、皆、口をそろえます。全ての人に、思いやりを感じます。魅力的で、人をひきつける雰囲気をもってあります。今回は私が材料、職人すべて、分離で、段取りしてます。大変ですがオーナーにより近く、物が作れる分、楽しみも多い仕事になりました。この家、そしてオーナーはわれわれにとってかけがえのない財産です。

西区D邸の打ち合わせでした。外部は通気ラスが張られ、塗り壁の色決めです。メインファサードが北向きのため、色がしっかり出ます。オーナーご夫婦とともに、決めました。電気屋と、家電屋さん、大工、わたし、そしてご主人が集まり、プロジェクター、スピーカー、TV,スクリーンなど、細かい打ち合わせがあり、決定しました。現場に関連業者が集まると、前向きで、いい知恵が出ます。ロスナイや、造作棚、カウンターの打ち合わせも、無事終わりました。サクサクと納得しながら物が決まり、手待ちや変更がないので、職人の顔も笑顔でオーナーと会話ができます。厳しい工程も予定通り進んでます。先生ご夫妻のお人柄なのでしょう、みんなにユーモアある暖かい声をかけてくださいます。

雨の予報の合間を縫って今日熊本M邸の車庫の屋根組です。足場も昼からくみました。之ができて、全体のファサードが完成です。バランスがぐっと良くなりました。月曜日に、窓取り付けを行います。屋根、シャッター、下地ボード、塗り壁、フェルト、化粧取り付け・・・・細かい段取りが大変です。この建物の完成系は、とても優れた住宅として、内外とも、万人に、評価されるはずです。重厚さと、おしゃれさを兼ね備え、品のある家になりました。この作品ほど、照明、カーテン家具、小物に至るまでオーナーとお互い信頼しあい、プラス思考で建てた家はないかもしれません。オーナーに感謝します。圧巻の家になるはずです。


Posted by M on 2015年3月31日
南区M邸に早朝行きました。段取りと、片付けなど、強い口調で監督に指示です。オーナーこだわりの部分、変更希望の部分はできるだけのことはするように言ってますが、そこに職人の甘えがあってはいけません。ハウステンボスワッセナーは、キッチンのカウンタータイル、バスルームのタイル、造作家具を残しほぼできました。外はストーブ煙突、テラスベンチが今ヵらです。どの現場も出来上がる過程でこだわりの部分が増えていきます。いよいよ三月も終わりです。四月半ば間での最終工程が大事です。



Posted by M on 2015年3月30日
D邸はコンクリート造の部分に、胴縁や、ころばし根太,つり天井など、断熱、結露・・・・・いろいろ考えて進めてます。現場で寄ってたかって決断します。オーナー、われわれ、職人みんなで決めます。そうでない現場は皆で、かわいがり、みんなでメンテしなくなります。自分の我を通すということは、お金や責任まで引き受けなければいけません。その覚悟がなくて、いいとこどりは、人が去ります。目先の得はしてもトータルすると、悲しい結果になってるようです。来月は三軒の引き渡しです。今月の予定が、年度末の材料の遅れ、職人の不足、前向きな変更等で伸びてます。気持ちよくご理解いただき、感謝してます。オーナー含めみんなで作るからこそご理解いただいてると思います。いつもお客様に助けられます。

Posted by M on 2015年3月28日
久留米K邸はもうすぐ築8年ですが、二階に吹き抜けのバスルームがあります。こだわったつくりでした。シャワーブースの中の壁タイルが浮いて剥離しかかっていました。イタリアンタイルは数枚メンテ用に保管いただいてたので、張り替えました。こうしてメンテに伺うと建築当時のことが、物語のように頭に浮かびます。いつも明るく笑顔の奥様と、中学になり背が急に伸びた息子さんが出迎えてくださいました。あ、忘れてましたワンちゃん4匹?も、一斉に大声で迎えてくれました。

Posted by M on 2015年3月27日
西区D邸はコンクリートとの取り合い打ち合わせを大工と行いました。断熱、結露、音、空調、換気・・・・・・理論だけで考えると結論は出ません。トータルで考え、デザインも含めてベターな選択が必要です。ついつい一点だけ考えがちですが、心地よい生活が目的で、数字をあげることが目的ではありません。胴縁は薬剤注入物を使い、スタイロフォームで断熱します。天井高確保のため、張りを見せてデザインにします。天井換気扇も、下がり天井を付けて設置し、それをデザインにします。「男の隠れ家」がテーマです。


Posted by M on 2015年3月26日